自主性と放任

指導者は自主性、自発的な行動ができるチーム、選手を理想としていると思いますし、自発的に動ける選手が結果的にどんどん成長すると思います。

トレーナーをしていても同じで、週一のパーソナルトレーニング以外に、自宅でも自主的にトレーニングをしている選手は確実に成長が早いです。
ただ、そもそもの考え方、取り組み方がわからなければ「自主性を優先」ではなく「放任」になります。
赤ちゃんに茶碗とはしを置いて、自分で食べるのを待っている親御さんはいないと思います。「なんで自分で食べられないの!」と怒る親もいないと思います。
はじめに親が飲み込みやすい状態にしたものを口に運んで、咀嚼と飲み込みを覚えさせて、そこから手でつまみやすいものを持たせて自分で口に運ばせて、それから・・・と段階があるはずです。
大人にとっては当たり前のことでも、赤ちゃんにしたらすべてがはじめてのことで一つ一つ教えてもらわないといけません。
運動指導も同じで考え方、取り組み方がわからない場合には手取り足取り、一から基本的な考え方をレクチャーしなければいけないと思います。
当然いつまでも手取り足取り教えてるのも自分で考える機会を奪ってしまうので、ある段階からは当初の目的の「自主性」に移行する必要がありますが。
「今の若い子は考える力がない」と言われていますし、最近まで自分もそう思っていました。
しかし考える力がないのではなくて考え方を教えてもらってなかったり、考える機会が今までなかったんだと思います。
放任なのか過剰に周りの大人が手助けしすぎていたのか。
子供のせいだけではなく、教育環境や周りの大人達も無関係でないなと最近はよく考えます。